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達人紹介コーナー
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これまでジャズライブやセッション、ドラムという楽器などについて、いろいろなお話をしてきましたが、今回はジャズミュージシャン人生についてお話ししましょう。
といっても、今現役のプロとして演奏活動をしている人達のことではなく、言うなれば"プロになりきれなかった人達"のお話です。
いうまでもないことですが、(ジャズに限らず)プロミュージシャンは最初からそういう星の下に生まれたわけではありません。先天的な才能に恵まれていても、それだけでのちのちのミュージシャンとしての成功が約束されているわけではなく、後天的な努力と、それに加えて多少の運命のいたずらがあってはじめて、一人のプロミュージシャンが誕生するのですし、もっといえばこの運命のいたずらこそが、一人のミュージシャンをプロにするかアマに留めるかの分岐点となっているのです。
私は現在楽器業界に籍をおいて働いていますが、この私自身がこうした運命に左右されて一時期プロとなり、またその後、別の運命に翻弄されてプロで続けることを断念した人間です。
今回は私の周囲にたくさんいる、こうした"プロになりきれなかった人達"の全てが、あながち"なりきれなかった"のではなく、その中には"(自分の意志であえてプロに)なりきらなかった"人達も存在するということを分かっていただきたいと思い、ジャズやクラシック、ロックなど4つのジャンルのオムニバス・ストーリーにまとめました。
こうした人達は意外とあなたの近くにいるかもしれないのです。
あなたの目の前で、フットライトを浴びて神憑り的なプレイを繰り広げるジャズミュージシャンは、才能に恵まれ、努力をし、なおかつ運命の瞬間を自分の方にうまくたぐりよせることの出来た人達ですが、才能に恵まれ、人一倍の努力はしたものの、運命の女神が自分に微笑んだその瞬間に、全然違う方を向いていてその微笑みに応えることの出来なかった人達もたくさんいます。
これからお話する4つのショートストーリーはそんな"元ミュージシャンの肖像"です
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/6537/musician/musician_00.html |
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