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達人紹介コーナー
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●ものづくりのおもしろさ
ものをつくることは、楽しくおもしろいものです。本づくりも、例外ではありません。
「えっ? 本づくり? そんなこと、簡単にできるの?」 そう、従来、本を作るということは、出版社のプロの編集者の手による、とても専門的なものでした。しかし、パソコンの普及によって、ある程度、一般の方々でも、本の形を作ることができる環境ができてきているのです。
このコーナーでは、本そのものが好きで、自分自身でも何かの原稿を書いて、そして、それを本の形にしてみたいと思うような方々を対象に、本づくりの基礎知識を説明していきます。
●電子の本の時代へ
本は、今や変わろうとしています。従来の「紙」の本から、パソコンなどのディスプレイで読む「電子」の本へと(注)。やがて、紙の本は、この世界からなくなるかもしれません。とはいえ、人が何かを表現し、それを他人に伝えようとする行為はなくなるわけはないでしょう。そして、本の形がどのように変わろうとも、表現の基本的な方法、見せ方といったものは、進化しながらも、連綿と引き継がれていくことでしょう。
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近代印刷術の祖(本づくりの父?)
グーテンベルク(15世紀の人) |
●組版とは
さて、日本語の場合、ご存じのように、「縦組」と「横組」とがあります。たとえば、小説などのように、読ませることを主眼においたものは、縦組です。そして、図表を多用した説明文などは横組、というようになっていますね。ここで、「組」とは、組版のことです。組版とは、「文字を一定の規則に並べ、印刷用の体裁に整える」ことです。
組版には、明確なルールがあります。その目的は、あくまで、読みやすさ、見やすさのためのものです。組版の基本となるは、本文の字送り、行送りです。以下の例をご覧ください。 |
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●いざ、本づくりにトライ!
以上のようなことをふまえて、次回から、本づくりにトライしていきましょう。
最終の形が、紙の本であれ、パソコンで読む本であれ、作り方の原則は、同じなのです。 |
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○注:電子の本に関する参考リンク
1)「てくの生活入門─電子本専用端末は使えるか」 asahi.com『be on Saturday』2004.5.8
2)ΣBook電子書籍コンテンツ販売サイト
3)電子辞書本体(e-bookリーダー)(ソニー製)
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