知っ得スペシャル
お得なクーポン情報
相田みつをの世界
健太のホンモノ探検隊
幼児向けインターネット学習
「ひらけごまくらぶ」
やさしい家庭中国漢方
知っ得情報コーナー
おばあちゃんの知恵袋
私の健康術
私の料理術
私のインターネット活用術
達人紹介コーナー
お酒
e本づくり
ジャズ
アメリカ映画
アロマテラピー
伝えたい・知りたい
知っ得掲示板
投稿フォトコーナー
インターネットQ&A
暮らしの知っ得リンク集
知っ得情報館について
このコミュニティについて
更新履歴
知っ得メルマガ申し込み
このページは
トップやさしい家庭中国漢方>花粉症の中国医学的対処法 です。
私の健康術スペシャル

花粉症の中国医学的対処法について

家庭中国漢方普及会「やさしい家庭中国漢方講座」テキストより要旨抜粋
 レルギー性鼻炎も、気管支喘息などと同じようにアレルギー疾患の一つです。花粉やダニ、ホコリなどがアレルゲンとなって、くしゃみ、鼻水、鼻づまりという鼻の症状がでるのが三大特長です。最近、増加している花粉症もこれに含まれます。アレルギー性疾患は、症状だけをおさえる治療を行っても、根本的な体質が変わらない限り根治はできません。そこで、対症療法的に症状をしずめる「標治」と、体質改善療法である「本治」を並行して行います。

 ず、標治ですが、多くの場合アレルギー性鼻炎の症状は、寒気の強いカゼの初期症状にあたります。加えて、多量の鼻水、鼻づまりなど水分代謝の異常が主症状なので、過剰な水分を取る「キョ湿(きょしつ)」作用の強い小青竜湯(しょうせいりゅうとう)あるいは苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)が一般的に用いられます。
 表寒症の症状がひどくなると、熱をおびて「表熱症」に移行することがあります。症状としては、鼻水や痰などの分泌物が濁ったり着色し、鼻や咽の奥、あるいは目の粘膜が赤く腫れ上がるのが特徴です。この場合は熱をさまして、同時に水分代謝を改善する処方を用います。
 以上が標治ですが、次に体質改善のための本治について述べましょう。

 レルギー性鼻炎にかかりやすい体質としては、まず消化器系が弱い人があげられます。胃腸が弱い、食欲がない、下痢をしやすいといった症状は、中国医学では脾虚証(ひきょしょう)にあたります。こういう人はまず脾胃の働きを助ける処方を服用して、体質を改善する必要があります。
 また、免疫力、身体の防衛機能が弱っている人も、アレルゲンに過敏に反応します。この場合は肺と胃の機能が弱っていることが多く、肺と胃を共に強める八仙丸(はっせんがん)が一般に用いられます。

 のように、長期的に本治を行いながら、症状が出たときに標治を行う、というのがアレルギー性疾患の基本的な治療ですが、花粉症のように発症に季節性があるものは、症状の著しいときだけ本治と標治を並行し、発作が起こらない時期は本治だけ行うようにします。現代医学では花粉症は治りにくいとされていますが、中国医学の場合、ふつう3〜4年で体質改善ができ、しかも年々症状が軽快するという良い結果が得られます。

アレルギー性鼻炎の標治(対症療法)
証 型 主な症状 処方(漢方)
表寒症
(カゼの初期)
鼻水、痰は水っぽく無色透明 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげんにんとう)
(胃腸の弱い人に)

麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
(冷えが著しいとき)
表熱証
(カゼの初期・中期)
鼻水、痰の色が白濁あるいは黄・褐色などに着色し、粘ってくる。
鼻、咽が赤く腫れる
越婢加朮湯(えつぴかじゅつとう)


アレルギー性鼻炎の本治(根本療法)
証 型 主な症状 処方(漢方)
脾虚証
ひきょしょう)
胃腸が弱い、食欲がない、下痢をする、肥れない 香砂六君子湯(こうしゃりつくんしとう)

補中益気湯(ほちゅうえつきとう)
(内蔵下垂・虚弱体質)
肺腎両虚証
(はいじんりょうきょしょう)
肺と腎の働きが両方とも虚弱 八仙丸(はっせんがん)
(鼻水や痰が多くなったり、むくみがみられる場合は六君子湯を併用する)
関連リンク: 家庭中国漢方普及会
花粉症・アレルギー性鼻炎の漢方購入
※教材、漢方のご購入・ご相談は上記リンク先へ。
なお、教材をお申し込みされる場合、「暮らしの知っ得情報館」からリンクの旨をご記入いただきますと、もれなくダイエット茶の代表格「十里香 沱茶(とうちゃ)」(800円相当)をプレゼント!
    


Copyright(C)2002 CPC Co., Ltd. All Rights Reserved