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トップ>達人紹介コーナー>ジャズ>第4回 です。

達人紹介コーナー


こんにちは!ご無沙汰でした。暑い夏でしたがいかがお過ごしでしたでしょうか?

さて、前回はドラムという楽器に関するいささか深いお話になってしまったかもしれない、という反省のもとに、今回は少しジャズの歴史に関するお話をしながらの軽い読み物といきましょう。


ジャズはご存知の通り、アメリカで生まれた音楽ですが、ではアメリカの何処で生まれたのでしょうか?
答えはミシシッピ河口に位置するルイジアナ州はニューオーリンズという町です。

17世紀あたりから、この町はヨーロッパとの貿易の窓口として栄えてきましたが、その背景にはアフリカ大陸との関係がありました。つまり、その頃の貿易は『三角貿易』といって、工芸品や武器などを積んでヨーロッパを出発した船が西アフリカへ立ち寄り、そこでそれらの商品とひきかえに奴隷を買う、そしてその奴隷をアメリカに運んで売りさばき、かわりにアメリカで栽培された綿花やさとうきびを買って帰途につくというわけです。

このような三角貿易によって19世紀までに、一説には1000万人ものアフリカ人が奴隷としてアメリカに連れてこられたとも言われていますが、その人達が厳しい日々の労働の時にくちずさんでいたワークソングや、教会の集会で歌われたニグロ・スピリチュアル(黒人霊歌)、或いはドロップアウトした放浪者の歌ったトラディショナル・ブルースなど、もろもろの音楽が母体となってジャズが生まれた、というのが定説となっているのです。もう少し脚色して語れば、南北戦争が終わったあとに置き忘れられた軍楽隊のラッパを、黒人奴隷が手にした瞬間にジャズは生まれた、ということになるかもしれません。

さて、そういうプロセスでニューオーリンズに誕生したジャズは、最初フレンチクォーターという紅灯街の一角を中心にして発展しましたが、赤線廃止の憂き目に遭い、ジャズを生業としていた黒人ミュージシャンは徐々にミシシッピ川をセントルイス、シカゴとさかのぼって、最終的にニューヨークへとたどりつき、既に白人のダンス音楽として商業的に成功していたスィングジャズのシーンへと合流することになります。
その後、より多くの聴衆の前で演奏することが出来るようになったジャズミュージシャンの中からはスタープレイヤーが輩出し、さらにビバップ革命という重要な出来事を経てさまざまなスタイルに枝別れして現在に至っています。ですからニューヨークはジャズの第二の故郷といえるかも知れません。とにかくジャズは、アフリカの黒人が持っていたリズム感覚(これは黒人の歩くリズムだともいわれます)と、西洋音楽のハーモニーが一緒になった結果生まれた、20世紀最大の音楽的所産であるといえます。

今回はジャズの第一の故郷ニューオーリンズと、第二の故郷ニューヨークの空気を肌で感じるべく、不肖私が1999年の初頭に彼の地を訪れた時の旅行記を読んでやってください。最初にお断りしておきますが、これは私個人のプライベートなものなので、中にはとんでもないドタバタ小節が混じっていたり、刹那的感情に押し流されたりしている部分が多く、はっきりいって啓蒙的な読み物とはいえず、ニューオーリンズとニューヨークのジャズに関連する個所は『作文』だけです。そこのところをお汲み取りいただきたく、慎んでお願いいたします。


では私の恥ずかしところをご覧ください。
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